■ 動線と扉の関係は 片づけにも影響します
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レジデンシャルオーガナイザー®のまなべ京子です。
動線と扉の関係は 片づけにも影響します
扉付きの収納、オープン収納、収納扉も開き扉・引戸・折戸、いろいろありますね。
新築やリフォームで選ぶとすれば、どのような基準で選びますか?
扉については、使い勝手やお好みもありますが、家具配置や使う人との相性で片づけに影響することもあるのです。
よくあるマンションの洋室。こんなふうにベッドを配置されることもあるのではないかと思います。
コンパクトにまとまっていて、比較的広く使えそうです。
でも、この配置が原因で服が片づかない…ということも。
クロゼットの前にも立てるスペースはありそうです。
ではなぜ???
開き扉の赤い部分…この扉は、開けっ放しの状態だと動線の邪魔になります。
クロゼットの中のものを出し入れする際に、開け閉めしないと通りにくかったり、開けた状態で服の出し入れしようと思うと中のものが扉の陰で見えにくかったりします。
扉が動きをとめている…ということもありますね。
以前、片づけサポートにお伺いした時、クローゼットの中はあまり服が入ってなくて、外に掛けたり出したりしたままになってしまうという方がいらっしゃいました。
私も、油断するとその傾向にあるのでよくわかります。
その人に行動のクセや感覚などの影響もあるでしょう。
それだけではなく、家具配置や収納の扉の有無、動線なども関係してくることがあるようです。
その方は、クロゼットの折戸を開けた状態で使ってられたようですが、
・クロゼットの折戸が動線をふさぐ
・クロゼットの折戸で中のものが見えづらい
といったことが動線からの目線で感じられ、クロゼットの前に立っていただいたり、動いていただいたりしながら、シュミレーションしてみました。
たとえば、動線を変えてみればどうでしょう。
・クロゼットの前に十分なスペースがある
・ベッドからの動線だとクロゼットの前に向かいやすい
ということが考えられます。
では、この配置が正解なのでしょうか?
…が、どちらにするかは、
・この部屋でどういう動きをするのか?
・他の家具との関係は?
・クロゼットの出し入れの頻度やシーンは?
・使う人の行動の傾向やクセは?
この他にもあれこれ考えて何を優先するかで配置がきまります。
片づけが滞る時、扉が動きを止めているのでは?…ということが原因の可能性もあるのです。
インテリアコーディネートの打合せで、設計士さんが設計された後にコーディネートの打合せをする場合、扉の開き勝手と動線、収納の扉の有無と動線など、気になるところはお客様にお伝えします。
どちらが正解ということではなく、これからの暮らしのシュミレーションがイメージできていればいいので、そのための連想ゲームのきっかけづくりですね。
ライフオーガナイズのサポートサービスでも同じです。
使われる方の今の状況やクセ、利き脳タイプなども参考に、ご相談します。
扉が邪魔なら引戸がベストかというと、それも使い方によっては不向きの場合もあるし、扉をなくすことがいい場合も、扉はつけておきたい場合もありますね。
この配置でも、収納の中のモノの配置を変えることで、使いやすくなることもあったりします。
レジデンシャルオーガナイザー®は、【家】という空間と【暮らしのしくみ】という人の動きの両方から、住む人、使う人に合わせてコーディネートやオーガナイズサポートしていきます。
片づけられない…収納がうまくいかない…そんな時は、『動線と扉の関係』も一緒に見直してみませんか?
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